一目千本桜って本当に千本の桜見れるの?南朝皇居吉水神社からは見えます!
奈良県中部にある、奈良県吉野郡吉野町にある全国1番の桜の名所、吉野山にある吉水神社に行って来ました。吉水神社は、日本の歴史では欠かすことのない場所ってご存知でした?今は千本桜で有名なスポットで、地元民としては春になると川上村や大台ケ原、下北山、上北山へと向かう国道169号線が吉野山の桜を見に来る観光客の渋滞で動かなくなる魔のスポットです。
そんな素敵な吉野山の上にあるのが南朝皇居でもあり、太閤豊臣秀吉の花見の本陣にもなり、源義経と静御前も落ち延びて来た吉水神社になります。
そんな素敵な吉野山の上にあるのが南朝皇居でもあり、太閤豊臣秀吉の花見の本陣にもなり、源義経と静御前も落ち延びて来た吉水神社になります。
吉水神社に行くには、ロープウェイ降りてからも徒歩で約30分くらいかかります。お土産屋さんや食べ物屋さんがたくさん並んでる人通りの多い吉野山のメインストリートを歩いていると、だいたい30分ほど歩くと吉水神社の鳥居が見えてきます。正直結構遠いです(笑)最近運動不足の私にはなかなか厳しいです!
鳥居を抜けるとアップダウンのある参詣道を抜けるのですが、1箇所道が分かれてるところがあるのですが、そんな時はこの目印を覚えておいて下さい。
この目印を左に行くと吉水神社に行けます。くれぐれも間違って右に進まないように。。。もし間違って右に進んでしまうと、吉野山に迷い込んで再びこの場所へは戻ってこれなくなりあなたは吉野山の桜の1本になってしまいます…(嘘です)
そうこうしてる間に、吉水神社の門に到着します。鳥居から吉水神社の門まではだいたい徒歩2,3分といったところでしょうか。
吉水神社の門を実際に見ていただくとわかるのですが、重厚感のある圧倒される門です。写真の撮影が下手なので、ぜんぜん表現できてなくてですみません。門をくぐると有名すぎるあのスポット一目千本があります!一目千本とはここからは中千本、上千本の桜を同時に見渡す事ができる場所で、その名の通り一目で千本の桜が見れる場所です。まさしくその風景はダイナミックで壮大です。また太閤豊臣秀吉が、ここで盛大な花見をした事でも有名な場所がここです!
すみません、行った時期は桜の花見時期じゃないんです( ノД`)シクシク
やっぱ桜の季節に来ないとだめですよねー一面緑wうんうん新緑の季節もそれはそれでいいですよね。いいでしょ?いいと言ってください!
そんな壮大な景色を眺めることのできる一目千本を過ぎると、もう一つ門が出てきます。見た感じ作り直されたのかきれいな門です。
門を抜けると左手に庭が見えます。
この庭「吉水院庭園」という有名な庭園で、1594年に豊臣秀吉が吉野の花見に来た際に自ら設計して作った庭園です。庭園は亀島、鶴島などが見えると思います。この写真を見てもらってもわかると思いますが、見えるでしょ?w神仏思想に基づいて設計されていて鶴亀といえば長寿でも有名ですよね、豊臣政権が栄華繁栄することを願っていたのでしょうか。
そんな歴史400年くらいの歴史のある庭園を見ながら先に進むと、吉水神社の石碑ががが!そう!石碑に書いてる通り、この吉水神社は南朝皇居!!天皇がここにいたんですよ!後醍醐天皇ばんざい!!w三種の神器もここ吉水神社にあったんですよ。いや、京都じゃなくて奈良が正統な後継者だったんですよ!なんで南朝が北朝に返したんですか!!そんなことしなかったら今頃奈良が首都だったのに!!(遠い目)
すみませんちょっと興奮しちゃいました。でもずっと思ってます。奈良が正統な首都だと。ちょっと観光から脱線してしまったんですがそれだけ歴史が古い場所ですね。
さて吉水神社に入って行こうかと思ってると、残念ながらすっと神社内には入って行けません(笑)庭園反対側には、あの有名な源義経の家来、武蔵坊弁慶が釘を指で刺した石があります。
これは武蔵坊弁慶が力試しで刺したそうです。弁慶に負けてられない!!釘をぐいぐい引っ張ってみましたが無理でした(笑)弁慶に負けたーー
この写真の中央より少し右上に見えますか?釘。これ本当に指で刺したの??って感じです。これ抜けた人あったら、ならかんのお問い合わせからご連絡ください。
そして、色々より道しておりましたがついにこれが吉水神社!!うん風格あります!厳かです!奈良で最上級のパワースポットです!でも、なぜか皆さんやはり南朝皇居の方に目がいくようで…皆さんちゃんとお参りしてください。後醍醐天皇などの南朝天皇に敬意を払って。南朝天皇は、その後継天皇は数奇な運命をたどっています。これはまた別の機会に…
また吉水神社の左隣には、後醍醐天皇の右腕、最後まで後醍醐天皇に付き従い忠義を貫いた楠木正成が祭られています。
さて、ようやく皇居に入りたいと思います。拝観料は400円です。お金を払って中に入ると一気に空気が変わります。なんて言ったらいいんでしょうか、京都の二条城とよく似た空気感がありました。中に入ると、群鶴がお出迎えしてくれます。とてもきれいで細部まで繊細に書かれています。この群鶴は狩野山雪作です。
そしてここが源義経潜居の間です。源義経は源平合戦で一躍時の人になったのですが、その後兄源頼朝に突如命を狙われるようになります。個人的な意見ですが源頼朝は自分の立場が危ういと感じたのでしょうか。それとも後見人が邪魔だと思ったのか…
事実はわかりませんが、ここで逃げる方法を考えたそうです。そして隣には弁慶思案の間という1畳程度の場所があります。弁慶も大変ですよね。でも義経の唯一の味方。
その先に行く南朝初代天皇「後醍醐天皇玉座」です。ここから南北朝の対立が生まれたわけです。でも私は個人的にあくまでも個人的に正統な後継は3種の神器も持っていた、南朝の天皇筋だと思います!!
横からの写真ですが、華やかさが見て取れますよね。
南朝皇居の文字がまぶしいですねーまた、ここは太閤秀吉の花見の間でもありました。ここからの景色最高ですよ。
その先には吉水神社にかかわる色々なものが展示していました。これは弁慶の槍。バラのでかい版みたいですねwこんなので叩かれたら血だらけですーー
そのほかにもたくさんの展示物がありました。
源義経や弁慶が好きな人は必ず来なければいけないし、日本に天皇が2人いてた唯一の時代、南北朝は日本人として絶対知っておかなければならないし、太閤秀吉が見た花見は死ぬまでに一度は見ないといけないしで1回だけじゃなく何度も足を運ばないといけない奈良でも特別な観光スポットです。
祭神と創建時期
祭神 | 後醍醐天皇 楠木正成 吉水院宗信法印 |
社格等 | 旧村社 |
別名 | 吉水院 |
創建時期 | 白鳳時代 |
吉水神社について
金峯山寺の子院で吉水院ともいった。南北朝時代はここが皇居で後醍醐天皇が住まわれていて、北朝と争っていた場所。ここは、南北朝時代でも、源氏の兄弟で争った義経でもゆかりが深く、安土桃山時代には太閤秀吉の花見本陣があった場所で、古い昔から歴史を見続けている場所です。現在も一目千本で有名な桜の名所でもあります。平成16年7月7日、吉水神社書院(重文)が世界遺産に登録された。奈良が誇る一目千本でも有名な吉野山にある、観光スポット。
吉水神社に行った感想
桜でも有名で、一目千本ともいわれる有名なスポット。でも本当に有名なのは平安時代から続く歴史のターニングポイントになった場所。源義経は、ここから落ち延びたとも言われているし、静御前はここで最後の舞を行い捕まり、後醍醐天皇はここで南朝を立ち上げた。そんな歴史の多い吉水神社は、観光客も多くて、有名な観光スポットで一度は行っといて損はないところでした。
吉水神社の基本情報
観光地名 | 吉水神社 |
住所 | 奈良県吉野郡吉野町吉野山579 |
電車・バスでのアクセス | 大阪方面から 近鉄南大阪線阿部野橋から吉野駅(約1時間) 京都方面から 近鉄近鉄京都線京都駅から吉野駅(約2時間) 吉野駅から ロープウェイ吉野山駅下車(約5分) 吉野山駅下車後、徒歩約35分 |
車でのアクセス | 国道169号線を南下、大淀町のT字路交差点を左折 上市橋北詰を右折して約10分 |
駐車場 | 駐車場: 数台分(下千本駐車場の利用が安全です) |
入館、拝観料など | 拝観料 400円 |
拝観時間 | 9時〜17時 |
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