創建時期
製作者 | 円空上人 |
安置されている仏様 | 聖観音菩薩立像、大弁財天女立像、金剛童子像、護法神像 |
創建時期 | 延宝3年(1675) |
栃尾観音堂について
栃尾観音堂は、江戸時代の上人、円空上人が彫った4体の仏様を収めたお堂です。
円空上人は寛永元年(1632年)美濃国中島郡中村(現在の羽島市上中町)で生まれ、
19歳の若さで、仏門に入り修行の末、祈祷僧として30歳より生涯、旅をして過ごし
農民は漁民の信仰にこたえるために、神佛の姿を刻んで与えるという宗教動機から、
彫刻に志した方です。
そんな中で、寛文十二年から延宝三年までに二度入峰し、山上ヶ岳や小篠の宿、笙の窟、鷲の窟など厳しい冬のさなかの越年修行を行いました。その大峯山入峰の時に残された仏像が、栃尾観音堂に安置されている聖観音菩薩立像、大弁財天女立像、金剛童子像、護法神像の四体です。
栃尾観音堂に行った感想
天河大弁財天社から、すぐのところにこの観音堂はあります。
2枚目の写真の通り、多くの芸能人の方も来られて、
観音様を拝まれて行っていると、地元の方も言っておられました。
栃尾観音堂の基本情報
観光地名 | 栃尾観音堂 |
住所 | 奈良県吉野郡天川村大字栃尾653 |
電車・バスでのアクセス | 近鉄下市口駅からバスで約1時間半(中庵住行き『栃尾』下車) 栃尾バス停から徒歩で5分 |
車でのアクセス | ★大阪市方面から ・・・南阪奈道路経由R169・R309で天川村へ (大阪市内から天川村川合まで約2時間〜2時間半) ★京都・奈良市方面から ・・・京奈和自動車道橿原バイパス経由R169・R309で天川村へ (奈良市内から天川村川合まで約2時間) ★名古屋方面から ・・・名阪国道針ICからR370経由R169・R309で天川 (針ICから天川村川合まで約1時間45分〜2時間(名古屋西ICから約3時間半)) |
駐車場 | 2,3台止めることのできる無料の駐車スペースが観音堂の前にあります。 |
入館、拝観料など | – |
拝観時間 | – |
全国に存在する円空仏の最西端奈良県天川村の栃尾観音堂
円空は江戸時代の僧侶で約12万体の仏像を彫ったと推定され、約5,300体以上の像が発見されています。
一番多いのは愛知県で約3000体、岐阜で約1000体、関西では滋賀県、奈良県、三重県などにありますが、奈良県で一番
南にあるのが、この天川村の栃尾観音になります。
円空が来たのは、1673年でその時に各像を彫りました。この後1675年には大峯山にて役行者の像を彫ったそうです、
この2回はどちらとも大峯山での修行のためだそうで間の1674年には三重県伊勢神宮でも、仏像を彫っているそうです。
天河大弁財天社から車で少し走って、細い路地を抜けると開けた場所に栃尾観音があります。栃尾観音の中には4体の像が鎮座しております。
ちょっと見えづらいけど、栃尾観音にある説明画像です。
全国で修行して仏さまを彫り続けた円空すごいですね。
ちなみにこの栃尾観音のほど近い場所に、天河大弁財天社があるためか芸能人の方もたくさん来てるようでして
こちらにもたくさん来られてるようでした。
地元の方々にも厚く信仰されていて、こうやって芸能人の方もたくさん来られる栃尾観音堂
素敵な観光スポットだと思います。
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