葛城一言主神社 | 長いお願いはお断り!一言お願いしたら一陽来復するよ!!

御所市

葛城一言主神社について

主祭神 葛城之一言主大神, 幼武尊
社格等 式内社(名神大)
創建時期 不詳

葛城一言主神社に行った感想

葛城一言主神社 | 長いお願い事は聞けないけど一言なら叶えるよ!

 

御所市にある有名な神社、それが葛城一言主神社です。この神社何が有名かというと…

  1. 歴史が古い
    この葛城一言主神社は、歴史がとても古く460年(雄略天皇4年)に「吾は雖悪事(マガゴト)、而一言(モヒトコト)、雖善事(ヨゴト)、而一言、言離之神(コトサカノカミ)葛城之一言主大神なり」と、この郷に神降に微現された神様がおられます。
  2. 乳銀杏がきれい
    樹齢1200年の銀杏の木。幹の途中から乳房のようなものがたくさん出ており「乳イチョウ」、「宿り木」と呼ばれている。この機に祈願すると子が授かりお乳がよく出ると伝えられている。
  3. 一言の願いなら何でも聞いてくれる
    凶事も吉事も一言で言い放つ託宣の神とされ、現在も一言で願いを叶えてくれる神として信仰されている。

とにかく地元にとても愛されている神社で、お参りに行ったのが11月上旬の9時前くらいでしたが、すでにポロポロお参りに食ている人がいました。

 
 

鳥居をくぐるとすぐ左に蜘蛛塚。この蜘蛛塚なんだろうと思ってたのですが調べてみると、昔、神武天皇が日向(ひゅうが)(宮崎)から東の国々を征服する旅に出てました。熊野から上陸して大和の宇陀などを経て葛城の高尾張邑(たかおわりむら)に来た時に天皇は土グモと戦い、これを退治した。土グモは土地の民のこと。この時、葛(かずら)のつるで作った網でクモを覆い殺した。よってこの地を「葛城(かずらき)」と名づけたという。やがて天皇は橿原宮で即位した。  神社の境内に、その土グモを埋めたという「蜘蛛塚(くもづか)」がある。神武天皇の神話が、一言主神の話に形を変えて長く今日まで伝えられたのかもしれません。

 
 

鳥居をくぐると杉並木が続きます。この日は晴天!きれいですねー朝のすがすがしさと晴天、葛城山の景色が相まって汚れ切った心が浄化される気分ですって、誰が汚れてるねん!←定番

 
 

気持ちよく杉並木を歩いていると、境内へ続く石段が!右には葛城一言主神社の石碑をメインにしたこのアングル気に入ってます(自画自賛)でもきれいじゃないすか?緑、赤のコントラストに葛城一言主神社の石碑が大好きです!(笑)

 
 

石段を正面から見るとこんな感じですね。正面から見ても手入れが行き届いててきれいですよねー

 
 

石段を上がるとこんな感じ。上がってすぐにあるのがイチョウの木かと思いましたが違いました。

 
 

石段を上がって正面左を向くと、1つの目的でもある銀杏の木!少し紅葉の時期も終わり事に行ってしまったのですが、朝日と銀杏の木の黄金色がきれい!どうでしょうか?やっぱり神社に行くなら朝ですね!銀杏の紅葉は金色に輝くので本当にきれいですよね

 
 
 

そして境内は金色のじゅうたんが敷かれているようにきれい!たぶん葉っぱが敷かれていると滑るからだと思いますが、神社の人たちが掃除してました。ちょっと待って!じゅうたんのような景色を見たいです!!(切実)

 
 

銀杏ばっかりの話になりましたが、肝心な拝殿がこちら。

 
 
 

拝殿は古そうなたたずまいですが、いつ頃作られてのかわかりませんでした。わかる方おられればぜひご一報を!

 
 
 

境内から御所市を眺めるととてもきれいな景色。朝早くから行った甲斐ありました!人は少なめだったのでゆっくりと境内と風景を楽しめることができました。さすがに歴史のある葛城山系麓にある歴史のある神社ということで、厳かな雰囲気もあり景観も最高!一言主大神と雄略天皇の話や、樹齢1200年のイチョウの木が安産祈願にもなることや一言のお願いは何でもかなう!ことなど、思いのほか色々あって楽しい場所でもありました。

葛城一言主神社には、一陽来復守りというお守りがあります。葛城一言主神社に伝わる秘伝のお守りで、難儀に遭遇する時にはその魔を滅し、これを福に転じて1年の無事息災を祈祷しているそうです。簡単に言えば良くないことがあっても幸運に変えてくれるお守りです。この「一陽来復」というのは…

  1. 《易(えき)で、陰暦10月に陰がきわまって11月の冬至に陽が初めて生じることから》陰暦11月。または、冬至。《季 冬》
  2. 冬が去り春が来ること。新年が来ること。「一陽来復の春」
  3. 悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。「一陽来復を願う」

という3つの意味があるのですが、3つ目の悪いことが続いた後、物事が良い方向に向かうことというのが、このお守りの意味ですね。「明けない夜はない」とか「春の来ない冬はない」というように、ここにお参りをすると好転するということだそうで、私もおもいっきりお願いしました(笑)

明治時代になって、世の中の情勢の変貌等で公になる事を控えてきたのだそうですが、惜しむ声がたくさんあったので、再び授与することになったのだそうです。

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